基本的な考え方・方針など
当社では、設計会社、施工会社、テナント、地域の皆さま、行政などのステークホルダーと協働して水資源の保全に配慮したまちづくりなどを行い、取水量を削減します。
目標と実績
当社では、ESG取組み25項目(2024年度)において抽出した「水資源への取組みの推進」に関する目標として、以下を掲げています。
- 取水量(原単位)を前年度比低減
- 新規に開発する大型のオフィスビルでは、中水設備を導入する
- 新規開発物件および保有する物件の改修時に節水機器を導入する
水リスク評価の取組み
当社は年1回、保有不動産の所在地における水リスクを、世界資源研究所(WRI)水リスク評価ツール「Aqueduct」を使用して評価しています。2023年度の評価結果は、国内については、すべて「Low-Medium」以下の地域に所在しており、海外については一部の物件が「Medium-high」の地域に所在しています。今後も定期的にモニタリングを実施します。
効率的な水資源の利用
新規に計画する大規模オフィスビルではトイレ洗浄水への雨水利用システムなど中水設備を導入している他、保有しているオフィスビルでは水冷式空調の更新時には空冷式高効率空調に順次改修するなど、取水量の低減を推進しています。また、分譲住宅やオフィスビルなど新規に計画する物件においては節水機器(トイレ、洗面器具・水栓器具、シャワー、食器洗い乾燥機など)を標準仕様としており、保有しているオフィスビルなどにおいては計画的な節水機器の導入を推進しています。これらの取組みにより、取水量(原単位)は、前年度比▲2.0%となりました。