基本的な考え方・方針など
目標と実績
当社では、ESG取組み25項目(2024年度)において抽出した「自社で利用するエネルギーの脱炭素化」に関する目標として、「関電不動産開発 ゼロカーボンロードマップ」における「03 自らのゼロカーボン」の以下取組みを掲げています。
- すべての自社利用事務所にCO2フリー電気を導入
- すべてのマンション販売センターにCO2フリー電気を導入
- すべての社用車を電動化
当社は、ゼロカーボンの選択肢を社会に提供すると共に、自らのゼロカーボンの実現に向けた取組みを推進しており、2030年度の自社による温室効果ガス排出量(GHG Scope1+2排出量)※の削減目標を70%(2021年度比)と定めました。目標達成に向けて、具体的には、「すべての自社利用事務所およびマンション販売センターにCO2フリー電気を導入」すること、「すべての社用車を電動化」することを推進しています。
これらの取組みにより、2023年度末時点のCO2フリー電気の導入率(件数比)は、自社利用事務所で57%、マンション販売センターで24%となりました。2025年度末のCO2フリー電気導入率100%を目指し、導入を推進していきます。
また、社用車の電動化については、2023年度末時点の導入率(台数比)は53%です。2025年度末の導入率100%を目指し、導入を推進していきます。
このように、自社利用のエネルギーの脱炭素化に取り組むことで、2023年度の自社による温室効果ガス排出量(GHG Scope1+2排出量)は、基準年度(2021年度)比▲21.8%となり、2030年度の削減目標70%実現に向けさらなる削減を推進していきます。
- ※Scope1:燃料の燃焼などの直接排出量を表します。
Scope2:自社で購入した電気・熱の使用に伴う間接排出量を表します。
取組み事例
● CO2フリー電気導入済みのマンション販売センター
● 導入済みの電気自動車
項目名 | 2023年度実績 | 2025年度目標 |
---|---|---|
自社利用事務所におけるCO2フリー電気導入率※1 | 57% | 100% |
マンション販売センターにおけるCO2フリー電気導入率※1 | 24% | 100% |
社用車の電動化率※2 | 53% | 100% |
- ※1当社所有ビル以外を利用している場合で、当該ビル所有者の方針によりCO2フリー電気を導入していない物件は除きます。
- ※2電動化とは、電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)、などにすることを表し、一部の車両を除きます。
EV充電ネットワークサービスの構築に向けた企業連携による実証実験の実施
当社を含む関西電力グループ4社は、2023年2月から3月下旬まで、EVおよび充電器の導入を検討するパートナー企業と連携し、EV充電ネットワークサービスの構築に向けた実証実験を実施しました。
本実証では、EV導入に向けた課題抽出およびEV普及の社会課題である充電インフラの充足に向けた検証を行いました。