お客さまへの価値提供

Social

基本的な考え方・方針など

当社は、お客さまの多様なライフスタイルがより充実したものになるよう常に新たな価値創出を目指し、お客さまに喜んでいただけるようなさまざまなサービスの提供を継続していきます。
そのためには、当社のブランドステートメントを従業員一人ひとりが共通認識とし、日々の事業活動を通して体現していくことが大切であると考えています。
住宅事業やオフィスビル事業など、それぞれの事業ごとに当社の経営理念を具現化するために「事業を通じて提供したいもの」「事業活動の姿勢」などを分かりやすくブランドコンセプトとして定め、深めていく活動を行っています。従業員一人ひとりが、各ブランドコンセプトをベースとして、日々の業務においてお客さまや取引先とのコミュニケーションを重ね、お客さまの期待を超える商品・サービスを新たな価値としてご提供していくことで、当社が思い描く「人々が幸せに暮らし続けられる持続可能な未来」の実現を目指します。

分譲住宅事業にかかる考え方や方針等

オフィスビル事業にかかる考え方や方針等

物流施設事業にかかる考え方や方針等

目標と実績

当社では、ESG取組み25項目(2024年度)において抽出した「デジタル技術を活用したソフトやサービスの提供による顧客満足度向上」に関する目標として、以下を掲げています。

  • 社会変化やニーズの多様化に応える住まいの提供を通じた、「シエリア」ブランドのさらなる進化
  • ブランド力の価値向上に寄与する魅力的な商品やサービスの開発に向けた取組み・実現
  • 次世代を見据えた独自性の高い開発力の強化とさらなる顧客満足の向上を目指したビル運用の実践

また、お客さまとの双方向のコミュニケーションを活性化させ、ご意見・ご相談に対して、より丁寧かつ迅速に対応するため、分譲住宅やオフィスビルなど、それぞれを担う各事業部門主体で、お客さま満足度向上実現のための基準を定めています。お客さまサポート体制を整備している他、お客さまとのコミュニケーションイベントを実施するなど、提供価値の向上に取り組んでいます。

さまざまな施策・取組みの結果、2023年度のお客さま満足度は分譲マンションにて88.2%、オフィスビルにて90.5%となりました。

お客さま満足度調査結果
図:お客さま満足度調査結果
  1. 分譲マンションにおけるお客さま満足度調査結果:5点満点で4点以上の回答の割合
  2. オフィスビルにおけるお客さま満足度調査結果:「良い」「まあ良い」の回答の割合。なお、2020年度調査未実施のためデータなし。
  3. 調査概要は当社の独自基準に基づく

分譲住宅事業における取組み

当社の分譲住宅「シエリア」では、コンセプトの一つに「つながりのある暮らし」を掲げ、ご契約前から購入後に至るまで、お客さまの暮らしを末永く支援できるよう、さまざまなサービス体制を整えています。

すべての販売センターで、デジタル説明ツールを導入している他、一部の物件ではマンション外観や共用スペースを自由な視点から見ることができるデジタル模型やVR内覧を導入しています。
室内空間を忠実に再現したVRとモデルルームの併用による内覧を実施することで、建設中物件であってもリアルな空間を疑似体験できるため、お客さまの安心感・納得感の向上につながっています。

オフィスビル事業における取組み

『DELIGHT “ワークスタイルに輝きとよろこびを”』をコンセプトに『お客さまの期待を超えるサービス』を目指し、お客さまの安全・安心で働きやすい環境を提供するため、ビル運営会社、管理会社と共に不動産管理運営ノウハウを集約し一体的にサービス提供できるよう、さまざまなご要望にスピーディに対応できる体制を整えています。

多様性を尊重し、つながりが生まれる快適な空間づくり

当社は、お客さま一人ひとりの個性や価値観、多様なライフスタイルを尊重し、それぞれの暮らしやビジネスの場を豊かで創造性あるものにすることが必要であると考えています。そのために、ハードとソフト、サービスを組み合わせ、人々のコミュニケーションがそれぞれのスタイルで自由に行き交う空間を創ることを目指して、分譲住宅事業やオフィスビル事業など、それぞれの事業活動に反映しています。

分譲住宅事業での取組み事例

明石スマートタウン(兵庫県明石市)では、地域を巻き込んだ住民同士の交流を支える拠点として、共用棟「コミュニティHUB」を備えています。コミュニティHUBでは料理教室やシアタールームでの上映など、入居者の方々はもちろん一部地域の方々にも開放したイベントなどを行っています。「地域を巻き込んだ交流を支える拠点として活発な利用が期待できる施設」として評価され、2023年度グッドデザイン賞を受賞しました。

写真:コミュニティHUB(外観)
コミュニティHUB(外観)
写真:コミュニティHUB(内観)
コミュニティHUB(内観)

オフィスビル事業での取組み事例

関電不動産宇治電ビル(大阪市北区)においてワーカーをはじめとした利用者との交流促進によるつながり(リレーションシップ)の向上を目的とした「ヨガイベント」を開催するなど、コミュニケーションの活性化に向けた取り組みを進めています。

写真:関電不動産宇治電ビル1階ロビーにおけるヨガイベント
関電不動産宇治電ビル1階ロビーにおけるヨガイベント

レジリエンス

当社は、非常時においてもお客さまの暮らしやビジネスをサポートできるよう災害対策を実施し、企画時にはハザードマップを参考に、機械室などの配置をするなど、レジリエンスを意識したものづくりを行っています。
万が一の災害時に備えて、マンションやビルの共用部に誰でも利用可能なAEDや防災備蓄品を設置し、緊急時に有効活用できるようにしている他、防災・消防訓練を実施するなど、お客さまの安心・安全の確保に努めています。
他にも、一部のオフィスビルにおいては、不測の事態に備え、共用部のエレベータや照明、トイレなどを使用できるように非常用発電機を設置し、お客さま増設用として、非常用発電機設置スペースを屋上に確保するなど、テナント企業の事業活動継続(BCP)支援に努めています。

分譲住宅事業での取組み事例

当社の分譲マンション「シエリア」では防災倉庫の設置と防災備品の設置を実施しています。また、一部物件で、平時はベンチとして利用でき、災害時には炭置きパネルを備えたグリルになるかまどベンチを共用部に設置しています。

写真:シエリア芦屋南宮町(兵庫県芦屋市)
シエリア芦屋南宮町(兵庫県芦屋市)

オフィスビル事業での取組み事例

ビルごとに防災マニュアルを作成しお客さまに配布しています。ビルの防災設備の概要、設置場所、使用方法などを確認し、防災対応への理解を深めていただき万一の災害発生時の備えとしています。
また、一部物件で、水・燃料の残量モニタリングシステムを導入し、非常用発電機の燃料や水の残量を見える化することで3日間にわたって確実な電力・上水供給を実現し、お客さまの事業継続を支援します。

水・燃料の残量モニタリングシステム
図:水・燃料の残量モニタリングシステム